三次元横取りシステム（PAT)

1. 現場状況等により横取り方向と異なる方向に敷設された複数の軌条上を、横取り方向通りに移送する装置です。鉛直荷重（X方向）を水平回転可能な球座で受けた状態で縦（Y方向）・横（Z方向）の3軸の荷重と変位を管理・制御しながら安全な横取り作業が可能です。
2. 従来品と比較して機高が低く、装置に対する水平力が抑制されるので3軸の動きがスムーズです。
3. 片側の端部支持点を回転機構とすることで旋回架設にも使用できます。
4. ジャッキストローク、桁移動量(橋軸方向、橋直方向)、ジャッキ反力等のデータを一括で集中管理可能なシステムです。

図面

ケース１　　敷設されたレール同士は平行だが、横取り方向と相違する。

ケース２　　一部の敷設レールの向きが、横取り方向と相違する。

ケース３　横取りレールが放射状に敷設されている。

ケース４　単純梁を水平回転機構と直線H鋼レール上に設置されたスライディングジャッキにより支持し、同ジャッキをクレビスジャッキの推力により移動することで旋回させる。

写真

制御画面