ドデカイ実績

オックスジャッキはもうすぐ創業90年。
あらゆる建設現場で使用する機械を設計・製作・販売・レンタルし、工事施工をしてきました。
ここでは数え切れないほどの成果の中から、みなさんに取って身近な「ドデカイ」実績を紹介します。

  • ドデカイ仕事
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  • ドデカイ仕事

社員が紹介する「オックスジャッキ
だからこそ実現できた実績の数々」

  • 有明アリーナ

    (2020年東京オリンピック・パラリンピック会場) 2019年施工
    有明アリーナ
    • 所在地域

      東京都江東区有明

    • 発 注 者

      東京都

    • 業務内容

      屋根スライド架設

    • 2020年東京オリンピックでは、バレーボール会場、パラリンピックでは、バスケットボール会場として使用するために建設された有明アリーナ。
      施工期間短縮のため、屋根を少し離れたところで少しずつ組み立て、順次スライドさせることで、別の工事の支障とならないよう、屋根を架けていきました。約半年の間、10回に分け、最終的には6,000tにもなる世界最大級の屋根架けを無事完了させることができました。工事計画作成から施工完了まで、お客様との打合せ期間を含めて約1年半。数々の苦難を乗り越えて、ついに屋根がそこに収まった光景が目に入った瞬間は、胸に熱いものがこみ上げてきました。自分で客先と打合せを行い、計画を練り、現場でジャッキ操作をして屋根を動かす。動かすものの大きさと共に、責任の大きさもありますが、それに伴って無事、仕事が完了した時の喜びや感動も「ドデカイ」ものでした!

    屋根スライド中のアリーナ

    有明アリーナ
    OPEN
  • 首都高速 横浜環状北線

    (港北~生麦JCT) 2013~2017年施工
    有明アリーナ
    • 所在地域

      神奈川県横浜市神奈川区

    • 発 注 者

      JR東日本旅客鉄道株式会社

    • 業務内容

      橋梁架設

    • 当社では珍しい3年半におよぶ長期の現場。第三京浜道路港北JCTと首都高速道路生麦JCTを結ぶ新しい道路。首都高の渋滞緩和を期待して計画されました。特に難易度が高いのが、JR・京急線の6線を跨ぐ場所に10もの橋を架ける仕事。列車が走っている間は橋を架けられません。与えられた時間は、終電・始発間のさらに限られた2時間程度。限られた時間に決まった分の橋を架けなければなりません。
      そのためには綿密に計画をし、入念な段取りを行い、完璧に準備をしてから施工に挑みます。トラブルが起きて時間通りに仕事ができなかったら、始発を遅らせて数万の人達の足を止めることに繋がりかねません。いざ橋を架けはじめる瞬間は、緊張感が最高潮に達します。現場では各業者の技術者、同僚、職人さん達と密に連携を取りながら、一つひとつの仕事を計画通りに確実にこなしていきます。予定外のことが起きても、状況を冷静に判断し、着実に対応していきます。そうして無事に橋が架かり終わった時は、一同、胸をなでおろし、現場は安堵感に包まれます。そしてお客様から感謝の言葉をいただき、同僚や職人さん達と笑顔で現場から帰る道中、先輩から差し出された缶コーヒーの味は格別でした。

    OPEN
  • 西武ライオンズ球場 (現メットライフドーム)
    屋根架構工事

    1997~1999年施工
    西武ライオンズ球場 屋根架構工事
    • 所在地域

      埼玉県所沢市上山口2135

    • 発 注 者

      西武鉄道株式会社

    • 業務内容

      屋根リフトアップ

    • 西武ライオンズ球場(現メットライフドーム)のドーム化に伴い、膜屋根部のリフトアップが施工されました。この工事は既存球場に屋根をかけるという世界初の工事。リフトアップ方法は、膜屋根外周リングに設置されたジャッキ架台に油圧ジャッキを設置し、一期工事で施工した金属屋根にアンカーを設け、PCストランドを設置。このストランドを油圧ジャッキ部にてチャッキングし、50t×2台/吊り点=100台を同時に作動させる事により、膜屋根のリフトアップを行いました。
      まさに「ドデカイ」屋根とはこのことです。プロ野球のシーズンに支障を与えないなど、厳しい条件下での施工でした。無事にドームの架設が終わり、屋根の上で撮影した記念写真が今でも記念であり、誇りです。

    西武ライオンズ球場 屋根架構工事

    リフトアップ前

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  • 神戸高速道路神戸山手線神戸高速鉄道
    交差部開削トンネル工事

    1999~2010年施工
    神戸高速道路神戸山手線神戸高速鉄道交差部開削トンネル工事
    • 所在地域

      兵庫県神戸市

    • 発 注 者

      神戸高速鉄道 阪神高速道路

    • 業務内容

      アンダーピニング工事

    • 神戸高速鉄道東西線の西代駅と高速長田駅のほぼ中間点の交差部において、開削工法により道路函体を建設した工事です。その際、国内最大の仮受け規模、かつ鉄道営業線を仮受けするため、非常に厳しい変位管理が求められましたが、自動で函体変位をコントロールできる「仮受け工自動制御システム」を開発し、6年間に渡り無事に仮受け、道路函体を完成させました。まさに「ドデカイ」アンダーピニング工事とはこのことです。仮受け区間長122m、鉄道函体の最大幅32m×高さ15m、使用しいる油圧ジャッキは120台とかなりの大規模になります。地下構造物を支えながらトンネルを構築する工事としては、国内最長・最大規模です。
      一般の人の目の付く場所での施工ではないため目立ちませんが、365日6年間営業線を安全にジャッキで支えられる施工ができたことは今でも誇りに思います。各業者・同僚・職人さん達と6年間同じ現場で時を過ごし、素晴らしいチームワークがあったからこそ完成しました。トンネルができ上がった時の感動が今でも忘れられません。当時20代前半だった私も後半になっていました。

    神戸高速道路神戸山手線神戸高速鉄道交差部開削トンネル工事
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  • 北陸新幹線 浅生橋りょう

    2008~2011年施工
    北陸新幹線 浅生橋りょう
    • 所在地域

      富山県魚津市浅生地

    • 発 注 者

      鉄道建設・運輸施設設備支援機構

    • 業務内容

      桁送り出し工事

    • 北陸新幹線の新黒部駅~富山駅間に位置し、北陸自動車道上に架かる3径間連続合成鋼箱桁の建設工事。鋼桁は幅6.3m、高さ4.6mの1箱構造で、輸送の制約から断面方向にも4分割(支点部は6分割)して現場に搬入し、桁の継手はすべて現場溶接を行いました。本橋は北陸道との交差角度が21度と浅いため、中央径間の支間が110mと長く、そのため桁が「ドデカイ」大断面となり、送り出しの支間、鋼重ともに鉄道橋としては日本最大級の工事。20年の経験がある私でも「ドデカイ」橋だと思いました。
      2日間、夜間に桁を送り出し、1日で所定位置まで桁を降下(着地)しました。本番時もオックスジャッキの人員を約30人配置し、万全の体制でおこないました。本当にチームワークがなければ、架設できなかった橋だと思います。10年くらい前のプロジェクトですが、当時、計画担当をさせてもらい、今でも「ドデカイ」思い出の残る感動した現場のひとつです。

    北陸新幹線 浅生橋りょう
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  • 日本一高いタワー

    2010年施工
    東京スカイツリー
    • 所在地域

      東京都

    • 業務内容

      ガイドジャッキ設備

    • 世界一の自立式電波塔として、東京にそびえ立つ日本一高いタワー。頂部は集約電波塔になっています。実はこの集約電波塔、先端部分から地上で少しずつクレーンによって組み立てられ、ジャッキによって吊り上げて造られました。その様子はまるで、筍がニョキニョキ生えてくるかの如く。その吊り上げられている集約電波塔、風や地震の影響でフラフラしてしまうと、とても危険です。そこで弊社のジャッキでガイドすることにより、安全に吊り上げ工事を完了することができました。施工時期が冬をまたいでいたことから、地上では雨でも、ジャッキを使う場所までエレベーターと階段を使って登っていくと、そこは雪景色。寒さと闘いながらの仕事でした。また施工期間中、あの東日本大震災に見舞われ、上空では凄まじい揺れがありましたが、ジャッキで集約電波塔をガイドしていたおかげで、損傷もなく無事に施工を進めることができました。本タワーが開業し、展望台まで登った時は、なんとも言えない感慨深いものがありました。周囲の人々が「たか~い!」と声を上げている中、「もっと高いところまでオレは登ったぞ」と、ほくそ笑んでいたのはナイショです(笑)。

    日本一高いタワーから見下ろした東京

    有明アリーナ

    日本一高いタワーから見た夕陽

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