販売品
PC鋼材緊張管理システム(シングルストランド:横締め/マルチストランド:主方向)
PC橋における現場型の緊張管理装置です。
従来の緊張作業は、紙の管理図に目視計測した圧力値と伸び値を記入し(最終目標圧力を求め)導入荷重を管理していました。
本装置は緊張作業で使用する機材(ジャッキ・ポンプ)に、下記①~④を併用することでリアルタイムに圧力値と伸び値を表示し、自動取得したデータにより目標緊張圧力を補正、定着から管理図作成までパソコンで操作できます。
- 圧力センサ・・・緊張圧力
- 変位センサ・・・緊張伸び量・固定側めり込み量
- 制御ボックス・・・油圧制御バルブ・油圧制御ユニット・無線LANユニット
- ノート型パソコン・・・緊張管理アプリケーション
1)伸び圧管理プログラム・摩擦管理プログラム
2)施工条件入力画面 (管理図の元データ・取得データの書き込み)
3)操作画面並び計測画面 (リアルタイム値、取得プロット値、最終緊張圧力値、他)
4)グループ管理図 (施工条件入力画面の取得データから算出)
5)キャリブレーション画面 (校正作業)
特徴
本装置のプログラムは『Microsoft Office Excel』(以下、『Excel』)上で起動します。
通信ソフトがインストールされたパソコンを使用し、PLCユニット(制御ボックス内)と通信を行いデータ収集し、動作します。収集されたデータは通常の『Excel』と同様の操作にて編集が可能です。
緊張中に盛替え作業が発生する場合、盛替え作業前のデータを一時保管し 盛替え作業後、再緊張できる機能が備わっております。緊張スパンが長い場合は、装置間を無線LANで接続し遠隔操作・データ収集が行えます(実績:200m)。 緊張機材(ジャッキ・ポンプ)はパソコンからの操作に加え、制御ボックスに繋がれた 『ペンダントスイッチ』でも操作可能でジャッキの段取り・盛替え・解体 等、手元で操作可能です。
利点
- 管理精度の向上・・・高精度のセンサを使用し品質管理が向上
- 安全面の向上・・・緊張作業中の緊張エリアから作業員が退避できる
- 人員・時間の削減・・・緊張作業人数の削減、労務時間の削減
お知らせ
- 本装置はご要望に応じ、カスタマイズが可能です。
- 鋼棒用緊張管理装置も製作中。